☆はじめに
◎国家資格であるキャリアコンサルタントは、5年ごとに資格の更新をしなければなりません。
◎更新をするための条件は、知識研修8時間、技能研修30時間の受講が義務づけられています。
◎研修費用は、だいたいどこの機関や専門学校で研修を受けても1時間3000円程度になっています。
◎全部を受講するには、10万円以上かかりますし、交通費などを入れると15万円近くかかります。
◎どうして、このように資格更新に研修を義務づけているのかというとキャリアコンサルタントの能力の維持と発展のためにです。
◎キャリアコンサルティングを行うためには、最新の労働市場の情報を知っておくのと同時に相談者の役に立つ情報や知識を常に更新し、レベルアップしていく必要性があるからだと考えられます。
◎飯森社会保険労務士・キャリアコンサルタント・産業カウンセラー事務所では、常に最新の知識や協会情報、有益なケース会議の内容等を吟味し、自己研鑽に励んでいます。
◎相談者が相談してよかったと思えるように、日々、努力を重ねています。
◎労働行政(職業安定行政)で、何千人の方とお話しし、いろいろな実例を経験させていただきました。
◎今、それをフィードバックしていくことが大切だと感じています。
◎それが、相談者のお役に立てるのなら、最高の幸せだと思っています。
☆講習の内容
◎講習の内容については、実施機関で異なりますが、どれもキャリアコンサルティングを行う上で、非常に大切な内容になっています。
◎特に、経験や知識を積むと基本を忘れがちになりますが、基本に立ち返りながら、いろいろなケースに対応していけるだけの技量の習得を目指している内容になっています。
◎講習を受けて、再度、振り返りを行うとキャリアコンサルタントとしての自覚や責任の重大性に気がつきます。
◎たとえば、産業カウンセラー協会が主催する更新講習では、グループの討議やディスカッション、2人1組でのロールプレイの実施など実践に役立つ内容を題材に研修を行っています。
◎また、他の機関では、講師を中心に問題点を話し合うグループ討議が中心の講習もあります。
◎講習の最後には、必ず、レポートの提出があり、講習受講の効果測定が行われています。
☆AI時代とキャリアコンサルタント
◎講習に参加していると、各職場で苦労している話や頑張っている話を聴けます。
◎また、フリーランスで企業している人の話など聴くと大変だけど「人生に充実感があるな」という話も聞けます。
◎「井の中の蛙大海を知らず」ということが言われますが、いろいろな職場でいろいろ活躍されている人の話には「傾聴」する価値のある話が多く含まれています。
◎これらのAI時代、face-to-faceで困っている人のお役に立てる仕事としてキャリアコンサルタントは大切な仕事だと考えています。企業の中で、キャリアコンサルティングが、うまく機能していけば、生産性向上と能力開発・人材育成は驚くほど効果を上げると思います。
◎相談者のキャリアプランをしっかり立てて充実した人生を送っていただくためにも、また、AI時代だからこそ相談者の立場に立った傾聴が必要だと考えています。企業の生産性向上や相談者のキャリアプランの作成等社会的に必要な職業として、キャリアコンサルタントは必要です。
☆講習を受けて
◎講習を受けて、いろいろな職場での話が聞け、その話からイメージを膨らませ、キャリアコンサルタントの活躍で、多くの人が救われていると実感しました。
◎特に、刑務所での就労支援をしているキャリアコンサルタントの話が印象的でした。
◎「受刑者には、能力的に社会生活を送っていくために必要な知識や情報が劣っている方が多くいます。
◎だから、しっかり支援しないと再び犯罪を犯してしまう可能性が高いといえます。
◎今まで、支援が必要だったのに社会は十分な対応をしてこなかった結果、犯罪を再び犯し、自暴自棄になってしまっているケースが多いのです。
◎自己責任という形で物事を考えてしまえば、簡単に終わってしまいますが、そういう社会であってはいけないのではないかと思う。
◎いつでも困ったときに支援がしてあげられる社会こそ真の意味での成熟した社会なのではないか」という内容の話でした。
◎また、銀行に勤めている30代の方の話では、「精神的に追い詰められている仲間が増加している。
◎そんな時にキャリア相談を受けるとシステマティック的に自己理解や仕事理解、啓発的経験などアドバイスができ役に立っている。
◎特に「傾聴技術が、相談者の精神衛生上に好影響を与えている」と話していました。
☆最後に
◎飯森社会保険労務士・キャリアコンサルタント・産業カウンセラー事務所では、事務所経費の大部分を使って、講習会や研修会に積極的に参加しています。
◎社会保険労務士連合会やキャリアコンサルティング協議会・産業カウンセリング協会などの研修や講習、セミナーなどを積極的に受講し、最新のデータに基づく各種相談を展開できるようにしています。
◎企業の皆様には一度、無料セミナーで試してみてはいかがでしょうか。