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多様な働き方(第35号)

☆はじめに

◎多様な働き方が、なぜ大切なのでしょうか。
◎会社を持続可能なものにしていくためには、働く人一人ひとりのニーズに合わせて、会社経営をすることが当たり前の時代になりつつあります。
◎ワークライフバランスからライフ重視の社会への転換が、急速に進んでいるので、そのような価値観を認識することが必要な時代になってきています。
◎北欧のある国では、週休3日制、1日の労働時間6時間ということを言い出しているリーダーもいます。
◎働くこと重視から人生を楽しむという価値観へ変わっていっているというのが現状です。

☆労働時間重視から成果重視へ

◎多様な働き方を実施していくためには、労働時間の長短が売り上げに結び付くという観念から、成果に対して報酬を支払うという考え方にシフトしていくことが重要です。
◎今、行っている業務(職務)をすべて棚卸し、どのように取り組めば生産性を向上することができるのか?どのようにすれば、効率的・合理的に業務(職務)を進めることができるのか?その場合にAI、DX、IOT、ロボットなど活用できないのか?など利益を下げないで、実施できることはないのかを丁寧に考えることです。
◎利益が確保できれば、売り上げにこだわることは、あまり意味がないのかもしれません。
◎労働分配率も大きく見直すことができるかもしれません。
◎「成果を重視して、賃金を支払っていく」という考え方は、世界共通の考え方で、世界標準だと思います。
◎メンバーシップ型雇用(年功序列・終身雇用)からジョブ型雇用(成果型賃金制度)に切り替えていくこともこれからの時代重要な選択肢の一つです。
◎改善することによって、ワークライフバランスが実施でき、多様な働き方が実践できる企業になっていくのではないでしょうか。

☆具体的実施方法がわからない?

◎具体的な実施方法は、まず、従業員と胸襟を開いて、企業の将来について話し合うことから始めてみることです。
◎話すことによって、見えてくるものがあれば、その点について、専門家のアドバイスや助言を聞きながら改善をしていくことです。
◎急激な改善については、軋轢が生まれます。
◎一つ一つ丁寧に、議論を深め、徐々に改善していくことが大切ではないでしょうか。

☆専門家のアドバイスや助言の重要性

◎専門家には、他の企業の知見や情報もあり、いろいろな実施方法や事例を見てきています。
◎失敗や成功事例など外部情報は、認識を深め、改善を行っていくときには参考になる情報です。
◎すぐれた専門家に相談できるかどうかも大切な要素です。
◎外部専門家に、助言やアドバイス、実施について依頼することは、将来への投資にもつながります。
◎従業員との話し合いの中で、お互いが納得し、専門家に依頼するということも大切な作業かもしれません。
★会社の維持・発展のために「今、しっかりと検討する」ことが大切です。

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