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人材開発について(第14号)

☆「人材開発」について、考え方や実施の方向性について事業所にお話を伺いました

◎事業所2社に人材開発についてお話を伺いました。

◎今回は、その1社についてご紹介したいと思います。

◎質問の内容については、
①AI・IOT・ロボット等の導入、予定がありますか?
②教育訓練について、どう考えていますか?
③教育訓練について、期待するのはどのような分野ですか?
④職業能力評価基準を設けていますか?
⑤職業能力評価に関する制度(技能・社内検定、職業能力評価基準等)はどのような役割を果たすことが期待されると思いますか?
⑥非正規雇用労働者に、企業内職業訓練を行っていますか?等のお話を伺いました。

☆A社の場合

①AI・IOT・ロボット等の導入については、「現在全社的に、計画的に推進中(工場はロボットを駆使した自動化ライン)(販売は、モバイルを活用しテレワークの実現)(間接部門は、ビジネスインテリジェンスやロボティックス・プロセス・オートメーションを駆使し、業務効率化を推進中)
特に、IOTについては、お客様の生活文化の創造という意味で研究しています。」とのこと

②教育訓練についてどうどう考えていますかの質問に対して、「多様な個人の働き方に合わせて、社内教育訓練を実施するのは、苦労を伴うが、計画を立て実行し、その検証を行い、また計画を立てるという繰り返しで対応している」との回答でした。特に、「女性管理職候補者研修、技術系研修では、時代の流れを意識して調和のとれた研修を企画している」と話していただきました。

③教育訓練について、期待するのはどのような分野ですかの質問に対しては、「国際競争力の強化につながる技術革新分野における助成制度やAIが進展すると職種や産業分野をまたがる人材(財)の大移動が起きる。そのためのキャリアチェンジをサポートできる教育訓練などのサポートを期待したい」と回答していただきました。

④職業能力評価基準を設けていますかという質問に対して、「能力評価表を用いて、それを活用している」とのことで、能力評価については、重要視しており、社員のモチベーションの基礎になっていると話していただきました。

⑤職業能力評価に関する制度(技能・社内検定、職業能力評価基準等)はどのような役割を果たすことが期待されると思いますかという質問に対して、「転職時等人材(財)移動時に活用でき、役立つものと考えているとのことでした。

⑥非正規雇用労働者に、企業内職業訓練を行っていますかという質問に対して「正社員登用制度があり、部門ごとの基本的な学習には、機会を与え、ステップアップできるようにしている。非正規労働者のために試験案内を開示している」との回答でした。

☆人材開発については、各企業とも真剣に検討している

◎各企業とも、人材開発について、より少ない投資で最大限の効果を期待して、取り組んでいます。

◎アメリカや欧州では、従業員の能力開発に多くの資金を投資しています。

◎日本では、その投資額が少ないというのが現状ではないでしょうか。

◎今後、労働生産性を向上させていくためには、集合研修と一人一人の面談による、セルフ・キャリアドッグを使い、一人一人のジョブカードやキャリアプランを作成し、キャリアの振り返りとキャリアの計画とキャリアの実行を常に意識して実践していくことにより、能力を開発していくことが、会社の維持・発展に必要な時代だと思います。

◎すでに取り組んでいる企業もいます。将来のための投資を「今、実行する」ことが重要ではないでしょうか。

 

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