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5年後・10年後のイメージ像を(第36号)

☆はじめに

◎働き方改革や70歳までの就業機会の確保措置の努力義務化、年金適用拡大など大きく制度変更が行われています。
◎企業経営を継続し、成長・発展していくためにも、5年後、10年後の給与体系、人事配置関係、人材育成関係など労務関係をイメージしてみることが大切です。
◎イメージして見て、問題点や課題点を検討し、目標を立て、計画的に改善していくことが大切です。

☆具体的にどのようにしていけばいいのでしょうか?

◎具体的には、5年後・10年後の労務管理に係る経費を算出し、それを賄っていくためにはどのような改善が必要かを考え、3つぐらいのパターンをイメージし、具体化を図ることが必要です。
◎そのためには、どのような人事制度にしていくのか?評価制度はどうするのか?勤務時間などの労働条件や経営方針はどのようにしていくのか?等々を具体的に考え、イメージ化していくことが大切です。
◎その場合に、他社の動向はどうなのか?業界全体はどうなっていくのか?働く人の意識はどのようにかわっていくのか?社会はどのように変わっていくのか?を考えることも大切です。

☆特に、大切なのが、社会変化です。「検討」だけでもしてみることは重要です。

◎社会変化は、急速に進んでいます。SDGSやESG投資は、企業間取引で確実に求められてきます。
◎企業に求められる法令遵守や企業の社会的責任などの認識は、会社経営に必要不可欠な時代になっています。
◎大まかな方向性でいいので、5年後、10年後をイメージして、今何をしなければならないかを考えることが大切です。
◎そのためにも、専門家への相談が重要ですし、行政関係の無料相談などを活用している企業も存在しています。
◎また、顧問先の社労士などに相談されることもいいかもしれません。
◎少し先の未来から今を俯瞰して見ることも大切な作業かもしれません。
◎「備えあれば憂いなし」です。
◎今、5年後・10年後のイメージを2つ、3つ考えておくことをお勧めします。