☆ジョブカードの活用による効果
◎少子高齢化で人手不足の状況の中で、一人の労働者の労働生産性を向上させていくことは急務の課題です。
◎一人の労働者が生産性を上げていくには、能力の開発が必要です。
◎職場でマルチな人材として活躍できるようになってもらうためには、職業能力の開発・人材育成が必要不可欠です。
〇それでは、どのように能力開発をしていけばいいのでしょうか。ただ単に、教育訓練を受けたり、専門学校に通ったりしても効果的な人材育成ができるのかどうか疑問です。
〇人材育成・能力開発を効果的、効率的に行うためには、ジョブカードによるキャリア相談が重要です。
◎労働者本人が自己理解を行い、仕事理解(会社の現状や将来的な労働環境についての十分な理解、認識)を深め、自己を高めるための手段や方法を積極的かつ主体的に意識し、行動を行うことが何より大切です。
◎そのためには、労働者本人に対してジョブカードを用い、生涯にわたるキャリアについて認識を深めてもらう必要性があります。
◎専門家によるキャリアコンサルティングを受けることにより、労働者の自己効力感(職場の中で自分が期待され、役立っているという意識)を高め、意欲ある人材として、機能していくようにしていくことが重要です。
〇ジョブカードを活用すれば「人材育成≒能力開発≒生産性の向上≒会社の利益の増加」につながっていくのではないかと思います。
〇労働行政に携わってきた者として、将来を見据えたジョブカードによるキャリアコンサルティングをおこなえるようにしていくことがとても大切なことではないかと考えています。
〇あるテレビ番組で、人材投資額が、アメリカは45兆円、日本は5000億円と言っていました。なぜ、日本は生産性が向上しないのかは、人材投資にかける予算が少ないのも原因のひとつかもしれません。
◎みなさんは、どのように考えますか。労働生産性では、G7中最下位だそうです。
☆ジョブカード作成のセミナーや個別面談を受けることによって「従業員意識」が変わります
◎ジョブカードを作成していくのは、非常に大変ですし、一人一人に「思い」「気持ち」「志」がないと作成は困難です。
◎しかし、時間をかけ、ジョブカードを作成していくと個人では気づかなかったことなどに気づき、新たなキャリア形成ができます。
◎そこに、専門家のキャリアコンサルタントが、適切なアドバイスを行うことで、相乗効果が表れ、思いもよらない能力開発ができ、生産性を高めるための日常の行動が生まれてきます。
◎正のスパイラルを回すことで、10年後には、見違えるようなエンプロイアビリティー(AI時代にも雇われ続けていける能力)を身に着けることもできます。
☆人材育成は投資です!投資の額で、企業の将来性が決まる!
◎人材育成は、企業が維持・発展していくためには必要不可欠です。
◎人材育成のための投資額の多寡が、その企業の将来を決めるといってもよいのではないでしょうか。
◎一人一人の従業員が、会社の維持・発展のために「意志」をもって、主体的に働いていける存在になれば、会社の未来は安泰ではないでしょうか。
◎「意志あるところに道あり」です。海図のない未来社会に漕ぎ出していくためには、乗組員全員が力を出し切ることではないでしょうか。